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パイとリチャードの漂流記 何を信じるかはあなた次第

『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』です。
CMで見かけ、トラと漂流という奇想天外な内容に興味を持ち、実際に映画館に観に行きました。

そんな「ライフ・オブ・パイ」ようやくレンタルが開始しましてね。
藤狐が観たのは字幕版だったので、吹き替え版を観ようという事で早速借りました。
吹き替え版では、大人のパイを演じたのが本木雅弘でして、本業の声優でないので期待していなかったんですが、違和感のない演技で2回目も飽きることなく見れました。


今回の感想は、いつも入れているツッコミは控えます。というかツッコミを入れ、茶化すような所が見当たらないんです。動物との感動系かと思いきや神秘的な素晴らしい作品でした。

第85回アカデミー賞では、ノミネート11部門、監督賞、作曲賞、撮影賞、視覚効果賞の最多4部門を受賞した猛者。



若干ネタバレに困る作品ではありましたが、最後までネタバレしているので注意してください。

※ストーリー※
 インドで小説を書こうとして挫折したカナダ人のライターがモントリオール在住のインド系カナダ人、パイ・パテルの自宅を訪ねた。そうしてパイが若いライターに語り始めたのは、この世の物とは思えないほど波乱に満ちた体験談だった。
 インドで動物園を経営していた主人公一家は、新天地を求めて動物とともにカナダに移住を決断。しかし日本の貨物船は太平洋を北上中に海難事故に遭い、16歳の少年パイが人間では唯一の生存者となる。彼はライフボートでオランウータン、ハイエナ、シマウマ、ベンガルトラと過ごすことになる。



OPから本当に美しい作品です。冒頭の動物園でのびのび暮らす動物たちのシーンから惚れ惚れしてしまいました。
特に、後に重要なトラのリチャードは水に映る姿だけという間接的なシーンの撮り方は好きです。
撮影賞、視覚効果賞受賞は伊達じゃありませんね。


話の始まりは、ある作家がパイの元を訪ねる所から始まります。(このライターは、原作者と同じカナダ人という事で、原作者ヤン・マーテルさんと考えていいんでしょうかね?)

そこから、パイのストーリーが展開していきます。
こういう、「何処から始めようか…」的な過去の出来事として語る始まり方も好きです。



名前の由来から入るので、前半は幼少期の話が中心です。意外にも漂流始るのは後半から。

まず、パイの名前「ピシン」。
フランス語の名前だそうですが、英語の小便をする「Pissing」から苛められた。苛められない為にも円周率の「π」から付けられたからパイと呼んで下さいと先手を打つ。

毎回の授業の黒板に書いてある自己紹介の際の円周率の数字が地味に長くなってるんですよね。最後の授業には黒板3枚にも及ぶ円周率を正確に書いているパイのシーンは圧巻です。
生徒、先生までもが廊下を爆走してまで観たいのも分かるよ。

その後は、キリスト教との出会いや舞踊学校(?)の生徒だった少女アナンディとの出会い、そしてベンガルトラ  リチャードパーカーとの対面などを経ていきます。
最終的には、経営していた動物園の経営が難しくなり、動物を売却して新たな土地へ行くことになり、一家で船に乗る事になるんですよね。

ここでやっとこさ船が登場。フラグの乱立です。
この船が、嵐によって沈没することで、パイとリチャードとの漂流記が幕を開けます。この時の嵐の叩きつけるような雨の迫力は凄まじい限りでした。
最終的には生き残こることが分かっていますが、ハラハラドキドキです。



こうして救命ボートに乗り生き残ったパイの漂流が始まり、ここから後半部がスタートです。始めボートには、パイと足を折ったシマウマ、腹を空かせたハイエナ、オラウータンそしてベンガルトラのリチャード・パーカーが乗っています。

当然の如く、ハイエナは手負いのシマウマ襲い始めますよね。そしてオラウータンまでもがハイエナの餌食になってい行きます。ハイエナ無双と思いきや、そのハイエナでさえもボートの奥から飛び出たリチャードによって餌食になってしまいます。焼肉tei...弱肉強食ですねー

その為、最後に残るのはパイと腹を空かせたリチャードです。食われない為にも限られた資材でいかだを作り、リチャードに笛の音で躾を試みるパイは逞しい…。

果てしない海を漂流し続ける部分は、代わり映えしないのではと思えがちですがそんなことはありません。海と浮かぶボート、そして一人の人間とトラとの風景バランスが素晴らしいです。
クジラが跳ねた夜の海のシーンは見入ってしまいました。クジラの起こした波によって残りの食料流されてしまうんですけどもね…


その数日後、パイはある島に流れ着きます。その島は、ミーヤキャットが大量に暮らしている場所で森といくつかの湖が広がる豊かな島なんです。
食糧もあり、これで一息つけると喜ぶパイ。リチャードも活き活きしていました。何気に足元にいたミーヤキャットが犠牲になってます…

そんな島ですが、実は夜になると恐ろしい一面が
なんと湖の水が酸性に変わり生物を殺し、吸収する肉食の島であることが判明。夜になるとミーヤキャット達は木の上に避難します。リチャードまでもが船の上に戻る始末…。

ただ、そんな恐ろしい島なんですが、夜にも関わらず輝く島は美しいんですよ。島全体がエメラルド色に輝く姿は妖艶な景色を作りだしていましたね。



そして映像美はヤバイの一言なんですが、一番何に驚いたってこの作品の構成です。

肉食島を離れた後、無事に何とかメキシコに流れ着く事ができ助かったパイ。入院しているパイの元へ、船が沈没した理由を調査しに二人の日本人が訪れました。なぜ日本人?と思ったんですが、どこかで日本製の船って言ってましたね。)

今までのトラとの漂流を語るパイだが、調査員には信じてもらえず、パイは別の話を語り始めます。そこには、オラウータン、シマウマ、ハイエナ、そしてトラも登場しない話。わずかに生き残った4人の人間が救命ボートで漂流し、お互いに争い命を落としていくという真実味のあるサバイバル譚でした。



…えッ!?いやいやいや……マジで?(゚Д゚≡゚Д゚)

これには、心底驚かされた上に知らなくてもいい事を知ってしまったような、複雑な気持ちになりました。今までの凄まじくも、どこか美しい漂流記は一体?となる事必須です。

ただ、最後のパイの「君はどちらの話が良いと思う?」「好きに書けばいいさ、もう君の物語だ」というセリフで気づかされます。
証明のしようがないし、考えたって仕方がない。自分の信じたい方を信じればいいのではなか という結論に到達できますね。いいセリフでした。

私も、あのライターのように、動物達の登場する話を信じたいと思いましたね。


最後に、一言…
それにしても、やっぱりトラって綺麗な動物ですよね。実は動物の中ではトップを争うほど好きなんですよ。小さい頃に、トラの大きなヌイグルミ買ってもらったぐらい好きです。

ちなみに、これが買ってもらったトラです。背中に乗ってるのは…小さい方のリチャード・パーカーです( ´ⅴ`)
撮影中、たまたま映り込んできたのでそのまま撮りました。CG合成じゃないですよ(笑)

ネコ トラのコピー


作中のリチャードは、ほとんどがCG合成だそうですが違和感なんて皆無でした。同じ場所にいるような感じです。トラ最高
肉球さわりてぇ…



そういえば…この記事
深夜に書いているんですが先ほどから、我が家の小さなリチャード・パーカー達(計3匹)が運動会を始めてます(苦笑)
どうして猫って夜に走り回るんでしょうかね?

ちっとは静かにしておくれ…です。┐('ー`;)┌ 

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Author:藤狐 (ふじぎつね)
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洋画に偏りがちな気ままな感想文で、内容と好みの場面をピックアップしてツッコミ入れてます。
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